沈黙の意味と対応。 | 「ひと」と「ひと」の間を考える。『rooftop』〜コミュニケーションとコミュニティ〜

2016/06/14

沈黙の意味と対応。

[知識]

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例えば、相手の悩みを聴くような会話の途中で、相手が沈黙を続けると、気まずさを感じたり、不安になったりすることがあります。

でも、沈黙も一つのメッセージなので、沈黙にどう対応するか考える前に、相手の今の沈黙の意味についても、よく考えてみることが大切です。

沈黙の意味。

沈黙の意味には、以下のように様々なことが考えられます。

自分を語ることへの抵抗。

自分のことについて素直に話すことは、勇気がいるものです。

「否定されたらどうしよう」とか、「こんなことを言って誰かを傷つけないだろうか」とか、不安を感じることも少なくありません。

親しい仲だからこそ話しにくかったり、関係が悪くなることに不安を感じたりすることもあるかもしれません。

話したい気持ちはあるけれど、本当に話して良いのか迷っていたり、ためらっていたり、そんな葛藤が沈黙として表現されている場合もあります。

思いを吐き出してほっとしている安堵感。

心の中にためていた思いを吐き出したときは、安堵感やスッキリした気持ちがあると同時に、「こんなことまで話してしまったな」とか、「変な風に思われていないだろうか」とか、色々なことを考えるものです。

自分と向き合う時間としての沈黙には、一緒に向き合ってあげることも大切です。

自分の考えを探索している。

モヤモヤした気持ちや、初めて考えるような内容については、話す前に頭の中でまとめる作業をすることがあります。

きちんと伝えたいという思いから、言葉を選んでいることも考えられます。

また、一旦気持ちを吐き出し、次は何を話そうかと探索している場合もあります。

このような場合は、話すことには積極的な沈黙といえます。

自分を理解してくれないことへの怒り。

自分の気持ちを話したところで、そう簡単に理解されることはないと思ってはいても、少なくとも否定せずに聴いてほしい、という思いはあるものです。

自分の気持ちや考えが伝わらなかったり、理解してもらえなかったりして、不満や怒りの気持ちが沈黙として表現されている場合もあります。

沈黙への対応。

上述のように、沈黙には様々な意味があるので、気まずさや不安な気持ちから、焦って沈黙を破る必要はありません。

相手の沈黙の意味を考え、相手とともに沈黙に付き合うことが大切です。

沈黙は、自分と相手との関係性や会話の文脈など、様々な要因から生じるので、一義的な対応策を示すことはできませんが、参考になりそうな対応については以下のようなものがあります。

黙って待つ。

相手が一旦話し終わった後の小休止や、次に何を話すか考えているようなときは、焦らず黙って待つことが大切です。

また、沈黙に対してうなずきを返し、「ちゃんと待っているよ」と伝えてあげることも大切だと思います。

相手が発言を待っているときは返事をする。

黙って待つといっても、あまりにも長い沈黙は、相手に不安や疑問を与えてしまうこともあります。

しばらく待っても相手が話し出さなかったり、相手がこちらの発言を待っているような場合には、相手が話した内容について質問したり、自分が感じたことを話してみるという対応も必要です。

話しにくい気持ちについて話す。

緊張していたり、話すことに対して迷いがあったり、決心がつかない様子のときは、相手のそんな気持ちについて話してみる、という対応も大切です。

上述のように、自分のことを素直に話すことで否定されたらどうしよう、という思いもよくあるので、そんな気持ちを受けとめることも大切です。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます☆

沈黙と雄弁は似ている。

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