シェアハウスの一冊『じいちゃんさま』梅佳代

2016/09/13

シェアハウスの一冊『じいちゃんさま』梅佳代

[ シェアハウスの本たち ]

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会社をサボったことがある。

一応、定時は過ぎていたので、サボったとはいわないかもしれないけれど、それでも、仕事や人間関係に対してイライラしていた僕は、自分のやるべき仕事を放り出し、会社を飛び出していたのです。

自分でいうのもなんですが、僕は、まぁ真面目な人間だと思います。遅刻もほとんどせず、宿題も忘れずに提出するようなタイプです。

真面目で、さらに臆病なので、怒られるのが怖いという気持ちもあります。

ただ、このときは、もうどうでもいいや、という気持ちでした。

会社を飛び出して向かったところは『梅佳代展』でした。

なぜそこに行こうと思ったのかは覚えていません。

会社から適度な距離の会場だったからなのか、梅佳代のゆるくておかしい世界観に浸って癒されたかったからなのか。

そのときの展示が『じいちゃんさま』でした。

実のおじいちゃんを撮った、シュールで優しい世界。

おじいちゃんを撮っていれば長生きしてくれるんじゃないか、という想いからスタートした企画。

そんなに写真に詳しいわけではないし、写真を見て感動したこともなかったけれど、そのときは、思い切り感動しました。

少し涙も流れました。

これは買うしかない、と思い、生まれて初めて写真集を買いました。

写真集には、梅佳代による「じいちゃん説明文」も付け加えられており、おもしろコメントにも定評のある梅佳代が、別の角度から楽しませてくれます。

***

さて、展示会を見て、写真集を買い、スッキリした僕は、その後、会社に戻って仕事を片付けたのでした。

サボった後は、意外と仕事がはかどる。

ときにはサボることも大切ですね。

ちなみに、ガッツリと丸一日サボったこともあるけれど、それはまた別の話。

 

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