2016/11/08
シェアハウスの一冊『漫才』BRUTUS
[ シェアハウスの本たち ]
BRUTUSの11月号は漫才特集。
笑い飯と千鳥の楽屋トーク、読む漫才、漫才師のリアルなど、お笑い好きにはたまらない一冊です。
僕がお笑いにはまり始めたのは高校生の頃でした。
たまたま見たNHKの『オンエアバトル』でアンジャッシュのコントに衝撃を受けたことがきっかけとなり、コントや漫才の世界に引き込まれていきました。
その後何年間か、『オンエアバトル』を毎週見て(しかも録画して最低二回は見て)、M-1グランプリも毎年楽しみにしていました(もちろん録画していました)。
2010年にM-1グランプリが終了してからは、なんとなく漫才から離れていたのですが、昨年2015年に復活したことで、少し漫才の世界に引き戻されました。
そして、今回の特集に触発されて僕の中で漫才ブームが巻き起こったので、お気に入りの漫才を紹介してみたいと思います。
笑い飯「奈良歴史民俗博物館」
人形の動きで、笑い飯の世界に一気に引き込まれる。
フリの部分とボケの部分があるけれど、いつの間にかフリだった部分がボケに変わっていて、色々な方向に展開していく。
序盤、中盤の伏線をラストで回収する構成も大好き。
(2003年M-1決勝ネタ)
千鳥「旅館の予約」
旅館の女将である白平(はくべい)さんとのやり取りが面白い。
千鳥お得意の変わった名前のキャラクターショーも入れつつ、名前からふくらむ脱線話も面白い。
笑い飯「鳥人」
こんな出落ち的な強い設定で大丈夫かな、とかなり心配になるけれど、設定を大きく超える展開にはやはり笑ってしまう。
島田紳助は最高点である100点を付けていた。
「100点を付けたらこの後困るけど、困ってもいいと思えるくらい感動した」とコメントしていた。
(2009年M-1決勝ネタ)
チュートリアル「冷蔵庫」
福田が冷蔵庫を買ったことに異常に食い付く徳井。
日常を非日常に変えてしまう妄想力は素晴らしいと思う。
(2006年M-1決勝ネタ)
ブラックマヨネーズ「ボウリング」
やたらと細かいことまで気にする吉田に、まともな提案をする小杉。
小杉の提案が行きすぎたときは、吉田が急にまともなことを言う。
そんな二人の振れ幅に笑ってしまう。
(2005年M-1決勝ネタ)
ジャルジャル「どこかずれている」
相方のおかしな発言を指摘するのだけれど、その指摘が少しずれているので、それをさらに指摘する、という繰り返し。
話の内容にはほとんど意味をもたせず、笑いのポイントを指摘するところにもっていく、という発想が好き。
(2015年M-1決勝ネタ)
キリがないのでこの辺で。
最後まで読んで頂きありがとうございます☆