2017/12/01
本屋・ブックカフェを巡ろう【吉祥寺編】
[ 本屋・ブックカフェ巡り ]
個性的な本屋・ブックカフェ巡り(吉祥寺編)です。住みたいまちランキングではいつも上位の吉祥寺。魅力的な本屋・古本屋・喫茶店が多くあるのも人気の理由の一つかもしれません。
吉祥寺のまちを歩いてみると、駅前は商店街や百貨店があってとてもにぎやかですが、駅から少し離れると静かな住宅街になります。また、大きなお店が並ぶ大通りから一本奥の道に入ると、小さなお店が並ぶエリアとなります。吉祥寺は、表と裏の両面から楽しめるまちです。
※画像をクリックすると紹介文にジャンプします。
吉祥寺の本屋・古本屋
百年
東急百貨店の横の道を少し入ったところにある本屋さん。ビルの2階にあるお店を道路から見上げると、店名の大きなフォントが目に飛び込んできます。階段を上ると、再び看板の「百年」の文字。お店に入る前から、良い雰囲気が漂っています。
「百年」という時間は、人にとっては長いのかもしれないけれど、本にとっては短いのかもしれません。本からすると、僕たちはこどもみたいな存在だったりして。僕の勝手な解釈ですが、本の存在がとても偉大なものに思えてくるような、このお店の名前が大好きです。店内では、新刊も古本も扱っていて、古い絵はがきなども見つかります。定期的にイベントも開催されています。
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 村田ビル 2F
火曜休み
▼ホームページ
http://www.100hyakunen.com/
『百年』で出会ったものもの
あたらしい食のシゴト(著:タイムマシンラボ)
歩きながらはじまること 西尾勝彦詩集(著:西尾勝彦)
ラヴという薬(著:いとうせいこう、星野概念)
一日
2017年8月から、「百年」が新しく運営を始めた本屋さんです。こちらの店舗は、よりローカルな運営を目指しているらしく、展示会やイベントを積極的に開催できるような空間づくりがされています。
お店に入って左側が展示空間になっています。本棚には、小説や写真集、リトルプレスなどが並んでいます。ガレージの古本スペースも魅力的。
〒182-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-1-3 石上ビル 1F
火曜休み
▼ホームページ
http://www.100hyakunen.com/
『一日』で出会ったものもの
文字文字する詩(著:藤富保男)
ことばの内なる芭蕉 あるいは芭蕉の言語と俳諧性(著:乾裕幸)
扉のかたちをした闇(著: )
すうさい堂
2017年10月に移転オープン。ヨドバシカメラや吉祥寺図書館の裏側にあります。名前からして「死」のかおりがする怪しいお店ですが、やはり店内には、こころの闇を描いた物語やゾンビ映画に関する本など、「死」の周辺にあるテーマの本が多く揃っています。
また、お店の中には看板黒猫がいて、本棚の上に静かに座っていることもあり、いきなり目が合うことも。
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-29-5 サンスクエア吉祥寺 201
(金・土・日・祝日のみ営業)13:00〜20:00
▼ホームページ
http://suicidou.blog.shinobi.jp/
『すうさい堂』で出会ったものもの
トラウマ恋愛映画入門(著:町山智浩)
ドグラ・マグラ(著:夢野久作)
虹の軌跡 東京スカパラダイスオーケストラ(著:東京スカパラダイスオーケストラ)
バサラブックス
吉祥寺駅の南口を出てすぐのところにある古本屋さんです。「面白い本を、安く、手軽に」をモットーとして、本が取り揃えられています。
お店の外の看板に「大人の本屋」と書かれている通り、サブカル系の本や、映画や芸術の評論など、おとなっぽい本が多く置いてあります。
〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-5-2 吉祥寺サウスビル 101
(土・日・祝日)10:00〜23:30
月曜休み(月曜が祝日の場合は営業、翌日休み)
▼ホームページ
http://basarabook.blog.shinobi.jp/
『バサラブックス』で出会ったものもの
4つの町(著:中里和人)
やんちゃブック(著:天久聖一)
三栖一明(著:向井秀徳)
book obscura
写真集やアートブック、リトルプレスを中心に取り扱っているお店。吉祥寺駅から井の頭公園を抜けた先に、ひっそりと、でも力強く佇んでいます。
ゆっくりと写真を見てほしいという店主の想いを表現するように、お店の中央には大きな机があり、写真集が展示されています。展示に合わせた味のコーヒーを飲むこともできて、さらに写真の世界観を感じることができます。
〒181-0001 東京都三鷹市井の頭4-21-5 103
火・水曜休み(祝日の場合は営業、翌日休み)
▼ホームページ
https://bookobscura.com/
『book obscura』で出会ったものもの
木村伊兵衛の秋田(著: )
センチメンタルな旅 春の旅(著:荒木経惟)
パトさん(著:がんも大二)
BOOKS ルーエ
吉祥寺駅前から続くサンロード商店街の中にある新刊書店。夜10時半まで開いているので、会社や学校帰りにも利用しやすい便利な本屋です。
お店の名前になっている「ルーエ」は、ドイツ語で「静けさ」を意味するらしい。いつも楽しいブックフェアが開催されており、静けさの中に熱量が感じられる書店です。
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-3
定休日なし
▼ホームページ
http://www.books-ruhe.co.jp/
『BOOKS ルーエ』で出会ったものもの
純喫茶、あの味(著:難波里奈)
本好きさんのための 東京 コーヒーのお店(著:川口葉子)
街と山のあいだ(著:若菜晃子)
Main Tent
絵本専門の古本屋さんです。お店の前では、「ライオネル&リッチー」という名前のライオンの親子がお出迎えしてくれます。お店の中にも色々な住人がいて、サーカスのテントのような空間になっています。
本棚には絵本や児童文学が並んでおり、こどもの頃を思い出しながら本を探すことができます。ともだちと一緒に昔を懐かしむのもいいかも。
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-7-3 フェリオ吉祥寺 102
水曜休み
▼ホームページ
http://maintent-books.com/
『Main Tent』で出会ったものもの
おやすみなさい(著:イヴ・ライス)
ノエルのひみつ(著:グレゴアール・ソロタレフ)
はじめてのゆき(作:なかがわりえこ 絵:なかがわそうや)
ディスクユニオン
吉祥寺パレスビル2階にある『ディスクユニオン』は、CDやレコードを主に扱うお店。バンドのポスターやTシャツ、マグカップなどのグッズを眺めるのも楽しいです。
音楽系の雑誌やエッセイなども揃っており、色々な音楽文化に触れることができます。
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-22 吉祥寺パレスビル 2F
(日・祝日)11:00〜20:00
▼ホームページ
http://diskunion.net/shop/ct/kichijyouji
『ディスクユニオン』で出会ったものもの
デヴィッド・ボウイ インタヴューズ(編:ショーン・イーガン)
ボブ・ディラン自伝(著:ボブ・ディラン)
ザ・フー・ファイル(著: )
青と夜ノ空
吉祥寺駅と西荻窪駅の真ん中あたりにある小さな本屋さんです。「生活を豊かにしてくれる本」をキーワードとして、新刊と古本を扱っています。
衣食住(料理、建築、ファッションなど)にわたり、幅広く自由な発想で本がセレクトされています。お店のレイアウトはシンプルで余白が多く、個人的に気に入っています。
〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町5-6-25
火〜木曜休み
▼ホームページ
http://www.aotoyorunosora.com/
『青と夜ノ空』で出会ったものもの
九月の朝顔(著:畑尾和美)
ディック・ブルーナのデザイン(編:芸術新潮編集部)
トイレットペーパーおりがみ(著: )
ヴィレッジバンガード
ヴィレッジバンガードの吉祥寺店です。吉祥寺駅北口のPARCOの6階にあります。
本や雑貨や、それらのポップを眺めているだけでも楽しく、一度入るとなかなか出られなくなります。安定のおもしろさ。
▼ホームページ
http://kichijoji.parco.jp/page2/101/
雑貨:★★★★★
音楽:★★★★☆
居るだけで楽しい空間:★★★★☆
古本センター
吉祥寺駅南口のすぐそばにある、本の市場のようなお店です。文庫も漫画も専門書も、幅広く扱っています。
本棚にはたくさんの本が詰まっており、そこに入りきらない本が床にも積まれています。大きな美術本や写真集もあり、掘り出しものが見つかるかも。
▼ホームページ
https://furuhonsenter.jimdo.com/
ジャンルの幅広さ:★★★★☆
偶然の出会い:★★★☆☆
駅近:★★★★★
外口書店
サンロード商店街にある昔ながらの古本屋さん。小さな空間の中に本がいっぱい詰まっています。店頭の均一棚の中にも掘り出し物があるかも。
にぎやかな商店街ですが、お店の中では静かにゆっくりと本を選ぶことができます。小説や人文系、雑誌など、色々なジャンルの本と出会えます。
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-1
火曜休み
『外口書店』で出会ったものもの
紙つなげ!彼らが本の紙を造っている(著:佐々涼子)
我が家のヒミツ(著:奥田英朗)
吉祥寺ハモニカ横丁のつくり方(著:倉方俊輔、他)
藤井書店
吉祥寺駅からサンロード商店街を抜けて、五日市街道に出たところにある古本屋さんです。
美術、映画、音楽、サブカルなど、幅広いジャンルを扱っており、雑誌のバックナンバーもたくさん置いてあります。壁にも階段にも本がいっぱい。
ジャンルの幅広さ:★★★★☆
偶然の出会い:★★★☆☆
老舗:★★★★☆
日本百貨店
(『本屋の二人』の棚は現在なくなっています)
アトレ吉祥寺の日本百貨店(Nippon Department Store)の一角に設置されていた『本屋の二人』の常設棚。
『本屋の二人』は、SUNNY BOY BOOKSと古書リーディングッドによる古書ユニットで、色々な場所に出没しながら、その場所にちなんだ選書で書店を展開しています。
▼ホームページ
http://www.sunnyboybooks.jp/work/honyanofutari/
更新される本棚:★★★★☆
偶然の出会い:★★★☆☆
駅近:★★★★★
古本 よみた屋
吉祥寺駅南口を出て、井ノ頭通りを少し歩いたところにある古本屋。お店の外や入り口付近には、雑誌や漫画などが置いてあり、入りやすい雰囲気になっています。
お店に入るとすぐに絵本のコーナーや、雑誌のバックナンバーの棚があり、眺めているうちに自然と奥の方へ導かれます。現代小説や歴史のある本、大型の写真集や文庫本より小さい本など、新旧問わず様々なものがあり、珍しい本と出会うことも。
昔の映画のチラシやCDなど、本以外のものも取り扱っています。
▼ホームページ
https://www.yomitaya.co.jp/
『古本 よみた屋』で出会ったものもの
旅する八百屋(著:青果ミコト屋)
口笛を吹きながら本を売る 柴田信、最終授業(著:石橋毅史)
ルウとリンデン旅とおるすばん(作:小手鞠るい 絵:北見葉胡)
吉祥寺のブックカフェ・喫茶店
くぐつ草
ダイヤ街という商店街の中にある喫茶店です。明るい商店街の中で、異色の雰囲気を放っている入口。その門をくぐって階段を下りた先にある洞窟のような地下空間。
外の世界から隔絶された不思議な空間で、読書をしたり、考えごとをしたりするのも良いかもしれません。
▼ホームページ
http://www.kugutsusou.info/
コーヒー:★★★★☆
読書:★★★★☆
隠れ家的:★★★★☆
アルマカン
吉祥寺駅の南側にある小さな音楽食堂。心地いい音楽が流れていて、ゆったりと読書をするのにぴったりの空間です。
楽器のディスプレイも可愛らしい。ミヒャエル・エンデなどの本も置いてあります。
▼ホームページ
http://arumakan.info/
コーヒー:★★★★☆
読書:★★★★☆
音楽:★★★★☆
近江屋
吉祥寺パルコの1・2階部分にある喫茶店。2階にはテラス席もあります。また、2階窓側の席は、吉祥寺通りの交差点を眺めながら過ごせます。
駅近の割に比較的空いているので、利用しやすいお店です。
▼ホームページ
https://kichijoji.parco.jp/page2/75/
コーヒー:★★★★☆
読書:★★★★☆
まちの眺め:★★★★☆
月波珈琲店&Bar
小さなお店が並ぶ中道通りから、一つ角を曲がったところにある隠れ家的な喫茶店です。半地下の小さな空間には、穏やかな時間が流れており、静かにコーヒーや読書を楽しめます。
お酒も置いてあるのでBarとしても利用できます。
▼ホームページ
https://www.facebook.com/kichijojitsukinami?fref=ts
コーヒー:★★★★★
読書:★★★★☆
隠れ家的:★★★★★
珈琲散歩
中道通りにある喫茶店。名前の通り、散歩の途中でまったりと過ごすのにぴったりのお店です。
季節ごとに味の違うオリジナルブレンドや、コーヒーに合うちょっとした焼き菓子も美味しい。コーヒー豆は販売もしています。
▼ホームページ
http://www7.plala.or.jp/usa-asia/coffee/index_p.html
コーヒー:★★★★☆
読書:★★★★☆
隠れ家的:★★★★☆
リュモンコーヒースタンド
白を基調としたスタイリッシュなコーヒースタンド。1階はカウンター席、2階はゆったりと座れるソファ席となっています。
コーヒーは単一農園の豆でつくってもらえ、解説付きで提供してくれます。
▼ホームページ
http://ryumoncoffeestand.jp/
コーヒー:★★★★☆
読書:★★★★☆
スタイリッシュ:★★★★☆
CAFETELIER
五日市街道から細い路地に入り、ちょっと歩いたところにあるコーヒースタンド。『Main Tent』の隣のビルにあります。
『Goodsun COFFEE』、『Cafe 33』、『CAFE ROOTS』という3つのお店が日替りでコーヒーを淹れてくれます。また、自分の好みやその日の気分に合わせて、苦味や甘み、濃さを調整してもらえます。
壁面には本棚があり、いくつかの小さな本屋さんが入居中。コーヒーを飲みながら自由に本を読むことができ、気に入った本は購入も可能です。コーヒーやアートや本に関する講座も開催しており、コーヒースタンドの枠にとどまらないアトリエのような場所です。
▼ホームページ
http://cafetelier.net/
コーヒー:★★★★★
読書:★★★★☆
講座:★★★★★
Blackwell Coffee
中道通りにあるコーヒースタンドです。本を目の前にして座れる壁際のカウンター席と、ゆったり座れるテーブル席で構成されます。
本の数は多くありませんが、こだわりを感じる選書です。『よあけ』(ユリー・シュルビッツ作・画)、『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』(トーベン・クールマン作・画)といったおとな向け絵本や、スローに巡る旅行本など、コーヒーを飲む間に楽しめる本が揃っています。
コーヒーぜんざいやパウンドケーキなどのデザートを食べながら、のんびり過ごすのもおすすめです。コーヒーはテイクアウトもできます。
▼ホームページ
http://www.blackwellcoffee.net/
コーヒー:★★★★★
読書:★★★★★
パウンドケーキ:★★★★☆
四歩
五日市街道から細い道に入ったところにあるカフェ「しっぽ」。「四歩」と書かれた看板を目印に、階段を下った古道具屋の中にあります。
レジ付近に『おへそ書房』という本屋さんがセレクトした本が置かれており、店内で自由に読むことができます。もちろん購入も可能。本は定期的に入れ替わるようです。
ランチメニューとして「おにぎりセット」や「ひよこ豆と挽肉のカレー」などがあり、「懐かしプリン」や「クリームあんみつ」といった昭和を感じさせる和のデザートも充実しています。ビールや日本酒などのお酒も提供されているため、夜の時間も楽しめそうです。
〒180-0001 東京都武蔵野市吉祥寺北町1-18-25
木曜休み
▼ホームページ
https://www.sippo-4.com/
『四歩』で出会ったものもの
とっておくもの、しまうもの 10人の大切なものとの暮らし(著:渡辺有子、他)
ラチとらいおん(文、絵:マレーク・ベロニカ)
小さなお店、はじめました special(著:竹村真奈)
吉祥寺の図書館
吉祥寺図書館
武蔵野市立図書館の一つです。吉祥寺図書館は、吉祥寺駅から近くとても便利です。地下1階は一般図書とヤングアダルトコーナー。1階は、新聞・雑誌コーナー、参考図書コーナー、視聴覚資料コーナー。2階には児童室があります。
蔵書数は約10万冊。武蔵野市には、他に中央図書館と武蔵野プレイスがあります。一度登録しておけば、どこで借りてどこで返してもOK。
〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-21-13
(その他の休みはホームページにてご確認ください)
▼ホームページ
https://www.library.musashino.tokyo.jp/contents?0&pid=34
『吉祥寺図書館』で出会ったものもの
子どもとトコトコしあわせ東京散歩(著:tutto)
中央線の詩(著: )
グスコーブドリの伝記(著:宮沢賢治、清川あさみ)
中央図書館
こちらも武蔵野市立図書館の一つで、武蔵野市のほぼ中央にあります。1階は、児童書コーナー、新聞・雑誌コーナー、視聴覚資料を視聴できるAVブースがあります。2階には一般図書、3階には、参考資料、郷土行政資料、外国語図書などがあります。
蔵書数は約53万冊。武蔵野市の図書館では一番多くの本が揃っています。
▼ホームページ
https://www.library.musashino.tokyo.jp/contents?8&pid=33
蔵書数:★★★★★
読書:★★★★☆
駅近:★★☆☆☆
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