2018/12/20

シェアハウスの一冊『庭をつくろう!』

[ シェアハウスの本たち ]

庭にはたくさんの魅力がある。

例えば、バーベキューをしたり、盆栽を育てたり、ひなたぼっこをしたり、洗濯物を干したり、庭では色々な活動ができる。役割が決められていない場所なので、そこにいる人が自由に使い方を考えられる。

家の外でありながら自分の領域であることも魅力といえる。プライベートとパブリックのちょうど中間のような場所。気軽に友人を招き入れることができるし、招かれた側も気兼ねなく入りやすい。

時間とともに変わる景色を楽しむこともできる。葉が色づき、散り、新しい緑が生まれる。庭を借景としたリビングや庭沿いの縁側も気持ちいい。

『庭をつくろう!』は、大きな庭付きの家にベンジャミン一家が引っ越してくるところから始まる。荒れ放題だった庭を自分たちの手で少しずつ整えていく。

細部まで丁寧に描かれており、季節の移り変わりも美しい。段々と庭ができあがっていくストーリーを楽しむだけでなく、ガーデニングのアイデアを得ることもできる。

こどももおとなも楽しめる絵本。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます☆

 

今回ご紹介した本

庭をつくろう!(著:ゲルダ・ミューラー)