2017/03/18

シェアハウスの一冊『暗いところで待ち合わせ』乙一

[ シェアハウスの本たち ]

目の見えないミチルの家に、殺人事件の犯人として追われるアキヒロが逃げ込んできた。

他人の気配を感じるけれど、身を守るために、ミチルは気付かない振りをする。

ことばも視線も交わさない共同生活から深まる関係性がおもしろい。

 

なんとなくことばに頼ってしまったり、振り回されたりする。

ことばは大切だけれど、そもそも、ことばはつかっても良い、という程度のものかもしれない。

こういう関係のつくり方もあるのだな、と教えてくれる物語。

 

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