2016/09/12

シェアハウスの一冊『僕がコントや演劇のために考えていること』小林賢太郎

[ シェアハウスの本たち ]

コントグループ「ラーメンズ」や、演劇プロジェクト「K.K.P」など、劇場を中心に活動する小林賢太郎さんの著書です。

つくり方をつくる、「オリジナルを生み出す」ということから逃げてはいけない、人のせいにしない、など、小林さんのストイックで不思議な思考が書かれています。

目の前の観客を楽しませたい、というシンプルな動機から、常に考え、常に行動している小林さんの思考から、コントや演劇には関わっていない僕たちも、多くのことを学び、考えることができるのではないかと思います。

ちなみに僕は、ラーメンズがオンエアバトルに出ていた頃、「読書対決」というコントが大好きでした。

小林さんと相方の片桐さんが、それぞれ別々の本を交互に読む、というほとんど動作のないコントでしたが、このシンプルな設定は、小林さんが目指す表現の一つの方法なのだと、この本を読むとわかった気になります。

何かをつくっている人の思考を知ることができる本が大好きな僕にとっては、とても面白い本でした。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます☆