2017/01/20

僕を支えてきた50のものもの。

[日々の想い]

僕は色々なものに支えられてきた。

たぶんこれからもそうだろう。

そんなものものを並べてみた。

Mr.Children

自分の気持ちなんて誰もわかってくれない、と思っていた。今も、少しそう思っている。

悲しさと怒りのような感情に満ち溢れていた。

桜井さんの歌詞を聴いていると、それでも頑張るしかない、という気持ちになった。

『深海』は最も影響を受けたアルバムで、発売時、中学生だった僕は、ことばの意味を理解しようと繰り返し聴いていた。

その後の活動休止という選択や、とがりまくっているアルバム『DISCOVERY』なども、なんとなく自分の「味方」だと思い込み、心強く感じていた。

松本人志

中学時代、『遺書』を読んだときは衝撃を受けた。とても共感した。

感情を出せない自分に代わって、世の中に対する怒りを表現してくれているような気がした。

怒りや悲しみが、ユーモアと発想力によって劇的に面白いことに変わることを教えてもらわなかったら、僕はもっともっと暗い人間になっていたと思う。

『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』

ダウンタウンの番組の中で一番好きで、毎週欠かさず見ていた。

毎回、心に残るボケ、というより、ボケのレベルを超える名言みたいなものが飛び出してきて、感動していた。

『ごっつええ感じ』

理解できないネタがあると、つまらないと感じるより、理解できるように自分がレベルアップしなければ、と思っていた。

映画『スワロウテイル』

高校生になった頃から、映画を見るようになった。

映画を見ることはなんとなくかっこよさそうだから、みたいな理由だったと思う。

初めは海外の映画ばかり見ていた。

この映画は、ジャケットの雰囲気に惹かれて見てみた。

始まってすぐに映画の世界観に引き込まれた。

主人公たちは、日本語と外国語をごちゃ混ぜにしてしゃべっている。邦画なのに字幕が表示されている。

アジア的で、日本っぽいけどちょっと違う、スラムみたいな不穏な空気のまち。

長い映画は苦手だけれど、その空気感だけで、ずっと見ていられた。

気が付くと、エンディングの『Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜』が流れていた。

大人になってから見ても、同じような感覚で見ることができた。

スピッツ

初めはメロディの心地よさに惹かれていた。

次第に、草野さんのことばの魅力にとりつかれるようになった。

全部は言わない潔さ。

見えないことの大切さ、みたいなことを教えてもらった気がする。

椎名林檎

病的な世界観に強く惹きつけられていた。

the brilliant green

中学生の頃、ボーカルの川瀬さんは僕の理想の女性だった。

声、歌い方、ちょっと暗い感じ。全てが魅力的に感じられた。

『ボキャブラ天国』

お笑い芸人たちがネタを披露する時代が好きだった。

爆笑問題や海砂利水魚(くりぃむしちゅー)の伏線を張った構成が好きだった。

テレビドラマ『踊る大捜査線』

何度も繰り返し見ている大好きなドラマ。

構成がとてもうまくて、見ていて心地いい。

「正しいことをしたければ偉くなれ。」、「刑事は犯人を憎んじゃいけない。この仕事は、憎しみ合いじゃなくて助け合いなんだ。」など、和久さん(いかりや長介)の名ゼリフも心に残る。

テレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』

毎回、がむしゃらに突っ走るマコト(長瀬智也)がかっこいい。

出演者の顔の一部を映すようなカメラワークも斬新で、衝撃を受けた。

映画『もののけ姫』

公開初日に映画館に見に行った。

衝撃を受けて、一週間後にもう一度見に行った。

意味はよくわからなかったけれど、頭による理解を超えて、すごさが伝わってきた。

『FINAL FANTASY Ⅶ』

ゲームが大好きで、FINAL FANTASYシリーズには一番はまっていた。

その中でもⅦが好きで、何度もプレイしたし、とても心に残っている。

当時は暗い話が好きだった。

Ⅶのストーリーは、主人公の心の闇に迫っていくようなものだった。

RPGによくある外に外に広がっていく冒険物ではなくて、内に内に入り込んでいくような展開に、強く惹かれていた。

『マリオカート64』

NINTENDO64にて発売されたマリオカート。

今でこそ多人数プレイのゲームは普通だけれど、当時は4人対戦ができることが画期的だった。

中学時代や高校時代は、ほぼ毎日、誰かの家に集まってこのゲームをしていた。

みんなで集まることは確認不要で、それが前提になっていた。

『ゼルダの伝説』

スイッチを押すと宝箱が出現。中には鍵が入っていて、それで扉を開けることができる。

そんな仕掛けや仕組みには、小さい頃から興味があった。

このゲームは、まさにそれらを体験させてくれた。

『H2』/あだち充

今まで読んだ中で、一番好きな漫画。

好きなのに近づけない。思春期の恋愛と友情。

ヒーローもヒロインも魅力的すぎる作品。

大好きなシーンは、雨宮ひかりのお母さんが亡くなったとき、主人公の比呂とひかりがキャッチボールをする場面。

ずっと泣かなかったひかりが、そこでようやく涙を流す。

僕はおそらく、ひかりの立場で、この場面を見ていた。

『金田一少年の事件簿』/天樹征丸

事件ものが大好きだった。

やはり、仕掛けや仕組みには惹かれてしまう。

この漫画の納得がいく展開、フェアなトリックが好きだった。

『ジョジョの奇妙な冒険』/荒木飛呂彦

こんな戦いがあるのか、と驚いた。

単純に力と力がぶつかるだけでなく、心理戦や頭脳戦も交えた巧みな戦闘シーンがとても魅力的に感じた。

面白すぎて授業中も読んでいた。

アンジャッシュ

こんな笑いがあるのか、と驚いた。

笑いはボケとツッコミでつくられるものだと思っていたけれど、そんな僕の中の常識が崩れていった。

それがとても気持ち良かった。

笑いの世界のすごさを感じて、もっと知りたいと思った。

ラーメンズ

コントも漫才も演劇も、枠組みはあまり意味がないような気がしている。

コメディもホラーもアクションも、ジャンルは見る人が後で決めれば良いと思う。

ラーメンズの枠組みにとらわれない挑戦はとてもかっこいい。

『爆笑オンエアバトル』

毎週欠かさず見ていた。

さらに、ビデオに録画して何度も繰り返し見ていた。

アンジャッシュもラーメンズもこの番組で知った。

お笑いの番組ではあるけれど、お笑いの世界を超えて、自分の考え方や世界観が広がった気がする。

BUMP OF CHICKEN

『jupiter』以前の、ちょっと荒削りでがむしゃらな感じが特に好きだった。

このバンドを知ったことで、音楽の世界は広がっていった。

NUMBER GIRL

大学生の頃から、色々なバンドの音楽を聴くようになった。

くるり、スーパーカー、クラムボン、GRAPEVINE、HUSKING BEE、などなど。

NUMBER GIRLの音のエネルギーには圧倒された。

映画『害虫』で使われている曲『I don’t know』は、ストーリーより印象に残っている。

POLYSICS

ピコピコした音が妙に心地よかった。

サビをリコーダーにしまったり、ことばも単なる音に還元してしまうような表現が大好きだった。

このバンドのために、初めてライブハウスというところに行った。

映画『ショーシャンクの空に』

海外では一番好きな映画。

ラストで描かれる、ことばのない再会シーンが大好き。

映画『ライフ・イズ・ビューティフル』

この映画も最後の再会のシーンが好き。

再会というシーンは、それだけで好きになりやすいらしい。

映画『サイダーハウス・ルール』

特に大きな事件は起こらない映画だけれど、雰囲気がとても好きで、何度か見ている。

この映画の監督、ラッセ・ハルストレムのつくる雰囲気が好きで、『ギルバート・グレイプ』や『ショコラ』なども印象に残っている。

『陰日向に咲く』/劇団ひとり

今でこそ、僕は本が好きで、色々な本を読んだり、本屋さんを巡ったりしているけれど、小さな頃はそうではなかった。

読書感想文の宿題も大嫌いだった。

この本は、僕に読書の面白さを教えてくれて、本の世界を広げてくれた。

この本を読んだ後、感想をブログにアップしたら、読書好きな先輩がブログを読んでくれて、この本が好きならこれも好きだろう、という感じでオススメの本を教えてくれた。

大好きな伊坂幸太郎の存在もそのときに知った。

『重力ピエロ』/伊坂幸太郎

初めて読んだ伊坂作品は『ラッシュライフ』だった。

その後、色々な作品を読んでいった。

怖いな、と思っていたけれど、次第に作者の優しさを感じるようになっていった。

この作品に登場する家族の、根拠のないものを信じる姿がとてもかっこいいと思う。

『砂漠』/伊坂幸太郎

『重力ピエロ』と並んで、大好きな小説の一つ。

伊坂作品の主人公は、どこか冷めていて、物事を俯瞰しているようなキャラクターが多い。

そんな主人公の周りに、場当たり的な行動をする友人や、思いがけない発想をする友人がいて、主人公を様々な事件に巻き込んでいく、という展開が多い気がする。

『砂漠』は、俯瞰型の主人公と場当たり的な友人たちのかっこいい青春小説。

文章のリズムも大好きで、心地よい音楽を聴いている感じ。

三回くらい繰り返し読んでいる。

映画『ひまわり』

行定勲監督の映画。

一人の女性(麻生久美子)の葬式に集まった同級生や元恋人たちによって、彼女の様々な思い出が語られていく。

なんとなくのあらすじしか覚えていないけれど、ラストのみんなで海に行くシーンが印象に残っている。

一度見て以来、もう一回見たいなと思い続けている不思議な作品。

映画『虹の女神』

熊澤尚人監督の映画。

『H2』と同じく、好きだけど近づけない男女の話。

市原隼人と上野樹里の素に近い演技が大好きで、会話のシーンはとても心地よい。

映画でも本でも、音楽を聴いているような心地よさは、僕の中で大事な要素だと思う。

テレビドラマ『伝説の教師』

松本人志の想いをかたちにしたような作品。

かっこいい屁理屈。

ドラマとコントの間くらい。

『M-1グランプリ』

今でも、毎年、楽しみにしている。

ストイックな感じが好き。

笑い飯

「奈良歴史民俗博物館」のネタは、今まで見た漫才の中で一番好き。

千鳥

白平(はくべい)さんが登場する「旅館の予約」のネタが大好き。

演劇っぽいところも好き。

糸井重里

糸井さんのことばには勇気をもらえる。動き出すパワーをもらえる。

考えるきっかけをもらえる。

ことばの力のすごさを教えてもらえる。

映画『モンスターズ・インク』

世界観が素晴らしい。

そういえば、この映画もラストは再会のシーンだった。

映画『モンスターズ・ユニバーシティ』

『モンスターズ・インク』から過去に遡り、主人公マイクとサリーの大学時代が描かれる。

自分の弱さについて、否定したり肯定したりしながら、悩んで打開していくマイクに共感する。

新たな視点を得て、視界が広がったときの爽快感が心地いい。

封印している劣等感を解放してくれて、さらに、別の捉え方も示してくれるという、芯があって、しなやかな作品だと思う。

映画『桐島、部活やめるってよ』

一人の少年が部活をやめる、という噂だけで崩れ出す微妙な人間関係がうまく描かれていると思う。

五回くらい繰り返し見ている。

テレビドラマ『モテキ!』

単純に元気をもらえる作品。

ドラマも映画も面白い。

映画『魔女の宅急便』

小さな頃から何度も見ている。

僕は、一旦その作品の世界観に入り込んでしまうと、涙が止まらなくなることがある。

世界観に泣かされているような感じだ。世界観に浸って安心することができれば、気持ちが溢れ出すのかもしれない。

嬉しいとか悲しいとか、そのあたりはあまり明確ではない。

どう感じているのか、正直、よくわからなくて、ごちゃ混ぜな感じ。

見終わった後は、全てを出し切った感じがする。

『じいちゃんさま』/梅佳代

昔、会社をサボって梅佳代の写真展を見に行った。

そこで『じいちゃんさま』に出会って、写真集を衝動買い。

なぜか元気になって会社に戻った。

『shuffled 古谷誠章の建築ノート』/古谷誠章

建築を勉強している頃、最も影響を受けた本。

スラムダンク/井上雄彦

大人になってから読むと、こどもの頃とは違う部分に感動したりする。

HUNTER×HUNTER/冨樫義博

ファンタジックな世界が描かれているけれど、ときに、僕たちが暮らす現実の世界にも通じるような、物事の本質を考えさせてくれることもある。

ちひろ美術館

絵本作家、いわさきちひろの美術館。

東京と長野にあるけれど、東京の方が好き。

内部と外部がつながるような空間が心地いい。

江國香織

本を読む男はかっこいいのではないか、と思い込んでいた頃、なぜだか江國香織作品をよく読んでいた。

モテることはなかったけれど、読書に近づけて良かったと思う。

基地づくり

神社の境内とか、ゴミ置場とかに基地をつくって遊んでいた。

小さな頃から、空間とか居場所とかに興味があった。

本でつながるシェアハウス

どこでもなじめるし、居心地のいい場所はたくさんあるのだけれど、なんとなくどこにも居場所がないと感じていた。

ようやく自分の居場所ができた気がする。

結局、自分の居場所は自分でつくるしかない。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます☆

キリがいいので、とりあえず50。

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